横須賀市公郷町H様邸【屋根カバー工法/2日目工程】
この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
目次
この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
本日は【屋根カバー工法】の2日目の工程を実施いたしました。
【新規屋根材本体葺き】【樹脂貫板(タフモック)新設】【棟板金新設】
を本日は実施です。
屋根カバー工法とは?

既存の屋根の上に新しい防水シート(ルーフィング)を新規で重ねて
さらにその上から新しい屋根材を重ねて施工する工事になります。
メリット
既存の屋根材はそのままの為、工期が短い点や費用を抑えられる点が
メリットとなります。
また、屋根が二重になる事のより、断熱性や遮音性などが良くなる場合があります。
デメリット
瓦などの屋根材には、カバー工法は出来なく、基本的にはスレート屋根への施工がメインとなります。
また、二重構造となり、屋根重量が増える為、建物への負担や耐震性が悪くなってしまう場合があります。
カバー工法は1回までしか出来ない点もデメリットとなります。
注意点
既存の下地の状態や屋根の状態、今後のライフプランなどから適正な工事を提案してくれる業者での施工を推奨します。
屋根材についても、ガルバリウム鋼板屋根材など軽量の屋根材を推奨します。
H様邸の屋根の状態

ニチハのパミールと言って屋根塗装が出来ない程の劣化状態です
屋根材がボロボロ落ちてくると言ったご相談から調査した所、この状態でした・・・
ちなみにこちらのご自宅は、築25年程のご自宅です。
中古不動産物件として購入をされて、来年の春に引越を予定されております若いご家族の方でしたので、しっかりとしたプランではありつつ出来る限り工事費用を抑えるプランでご提案させていただきました。
パミール屋根とは
メーカー: ニチハ株式会社(外壁材メーカー)
製造期間: 約1996年〜2008年
素材: 無石綿スレート(セメント+パルプ繊維)
当時はアスベスト(石綿)の使用が禁止され始めた時期で、
その代替として「ノンアスベスト屋根材」として開発されました。
しかし、技術がまだ安定していなかったため、耐久性に問題があり、
経年とともに劣化が進行する事例が多数報告されています。

主な劣化症状
屋根材が層状に剥がれてくる(ミルフィーユ状の剥離)
反りや浮き、ひび割れが発生しやすい
釘が効かなくなり、屋根材がズレたり落下することも
これらの症状は屋根内部から進行するため、
塗装では根本的な改善ができません。
実際、塗装をしても1〜2年で再剥離するケースが多く見られます。
また、下地補修で一時的に整えても、再び釘抜けや割れが起こる可能性があります。
対策及び適応工事
パミール屋根は構造的な劣化が進行するため、
基本的には 「カバー工法」または「葺き替え工事」 が推奨されます。


本日の作業内容
新規屋根本体葺き工程
屋根勾配が急勾配だった為、屋根足場を使い慎重に作業を進めさせていただきました。
防水シートの上に丁寧に新規屋根材を取付していきます。



樹脂貫板(タフモック)新設工程



タフモックとは?
住宅資材メーカーのケイミューにて製造や販売をおこなっている貫板となります。
通常、貫板は一般的に木材が使用されておりましたが、木材の場合、腐食などにより経年劣化しますが、タフモックは樹脂製の為、半永久的に腐食をしないにが最大の特徴となります。

素材
ハイインパクトポリスチレンにゴムを添加、発泡をさせて素材になります。
耐久性
冒頭でも述べたように、腐食をしない為、耐久性に優れております。
加工性
木材の貫板と同様にノコギリやカッターなどで加工が可能です。
施工性
釘打ちも可能ですし、釘位置目安マークや雨水排水溝もある為、加工
がしやすいです。
軽量
木材に比べて軽量の為、屋根や住宅への負担が軽減出来ます。
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